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羊飼い少年の大切な友だち 2005.08.26 報告:柴田雅史(PWJアフガニスタン事業担当) 写真:児島淳(PWJアフガニスタン駐在スタッフ) ピースウィンズ ・ジャパン(PWJ)が支援活動を続けるアフガニスタン北部サリプル州の奥地。学校もなく、楽とはいえない生活環境のなか、くったくのない表情を見せながら、羊の世話をする子どもたちの姿があります。そして、その子どもたちには、かけがえのない大切な「友だち」がいます。 子どもたちも親たちも学校を強く望んでいますが、町からも離れたこの地域では、一部のモスク(イスラム教の寺院)で子どもを集めた授業が行われている以外、いまだ学校はありません。主な仕事は農業で、親たちの多くは小麦などの作付けを行っていますが、農業に必要な水も不足がちです。兄弟の多いアフガニスタンでは、子どものだれかが、遠くまで歩いて水をくみに行くことも一般的です。 そして、羊の放牧も、子どもたちの重要な役割になっています。放牧といっても規模はまちまちで、一家が自給自足できるようにするための5〜6匹の群れを所有している家族もあれば、放牧のために移住生活を生業としているため、100匹以上の群れを持っている家族もあります。どちらにしても、朝、日が昇るとともに出発し、夕方、日が暮れるまで、水場や草場を探しながら、一日中、歩き続けます。成長した羊は、市場に出され、主に食用になります。 この放牧、子どもたちだけではとても大変なので、子どもたちには欠かせない大切な友達がいます。それが「犬」です。 イスラム教の信仰があついアフガニスタンでは、犬は豚とともにあまり良いイメージを持たれません。しかし、サリプル州奥地では昔から狼が生息しているそうで、現在でも狼による家畜への被害を年に数回は耳にします。また20数年におよぶ内戦中はいわゆる無法者によって大事な家畜が奪われるなど、放牧といっても命がけの様相であったようです。そこで牧羊犬として、また人間を守る意味での番犬として「犬」が重要な存在となっています。アフガニスタン北西部一帯では、闘犬も行われ、犬と人間との距離は非常に近いものとなっています。 アフガニスタンで犬というと「アフガンハウンド」を思いつく方もいらっしゃると思いますが、実際に闘犬、番犬として僕らが現地で眼にするのは、写真のようなコワもての犬ばかりです。この犬たちはすごく仕事熱心で、村に近づく僕らのようなよそ者には、全力で襲ってきます。その迫力たるや狼のほうがかわいいのでは?と思えるほどです。 そして30歳の僕はいつものように5、6歳の少年に助けを請うのでした。「ナビ君〜、犬が、犬が来るよ〜(汗)」と。 世界の子どもたちが明るい将来を描けるよう、PWJは活動を続けていきたいと思います。子ども支援をはじめとしたPWJの活動に、みなさまのご理解とご支援をお願いいたします。 賛同のご寄付はこちら |
![]() ![]() 1・2:まずは貯水槽となる場所を掘削する ![]() 3:基礎工事で土台づくり |
![]() 4:壁をレンガで積む ![]() 5:全体を固めるコンクリートづくり ![]() 6:溜池と貯水槽の間に設ける「ます」部分。ここでさらに混入異物を除去 |
![]() 7:ここで貯水槽の下部分は完成 ![]() ![]() 8・9:屋根を溶接 ![]() 10:完成!! 撮影 PWJエンジニア 柴田雅史 |
伝統的な溜池生かす PWJ貯水槽のできるまで 2004.05.27 ピースウィンズ ・ジャパン(PWJ)では、アフガニスタン北部サリプル州で、現地の農村に多くみられる伝統的な溜池を生かす形で、PWJ方式の貯水槽の建設を進めています。その着工から完成までのプロセスを追った写真が、現地駐在のPWJエンジニア、柴田雅史から届きました。 水供給事業については、アフガニスタン支援最新情報からご覧ください。 |
![]() ![]() ![]() PWJマザリシャリフ事務所の「バラ園」 |
![]() バラの手入れを担当する警備スタッフ ![]() 駐在スタッフも「初めて見た」という薄紫色のバラ ![]() 美しいバラは、ものものしいフェンスに囲まれています |
平和への願いを受けてバラが満開 2004.05.12 PWJマザリシャリフ事務所庭のバラが満開です。バラは、アフガニスタンの人たちの思いを受けて、20年以上にわたる内戦中も、咲き続けていた花。平和への思いが込められたアフガニスタンのバラは今年も、春から秋まで、PWJスタッフや住民たちの目を楽しませてくれます。 バラは、人びとが旅を続けたシルクロードに沿って、イラクから中国にかけて分布し、イスラム世界では花といえばバラを指すともいわれています。アフガニスタンではバラは象徴的な花で、内戦のなかでも、多くの人が庭でバラを育て、それを誇りにしていたそうです。雑草の除去や定期的なせん定、散水など、バラの栽培には手間がかかり、そのことからも人びとのバラに込める想いの強さが想像できます。 マザリシャリフ事務所の「バラ園」は、事務所の大家さんが大事に育ててきたものです。今は、事務所の警備を担当する6人のPWJスタッフが丹念に手入れをしています。バラ園のある庭は、事務所の敷地内。周りをとり囲むのは、高い塀と、防護用フェンス・・・。 マザリシャリフ事務所があるアフガニスタン北部では、軍閥同士、あるいは軍閥と政府との衝突が頻繁に発生し、今でも治安は安定しません。情勢によってはスタッフの外出や移動も制限されるなど、治安は活動にも影響を及ぼし、この地域の復興を困難にしています。 高い塀に囲まれた美しいバラ――そこには、人びとの平和への願いが込められているように思えてなりません。 支援の現場から トップへ アフガニスタンでのPWJの活動 |
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