2007.07.26
ゲルデセン国内避難民キャンプでの支援を開始
日中の暑さが摂氏50度を超えるなか、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、イラク北部の新しい国内避難民キャンプで、テントでの生活を余儀なくされている避難民への支援を開始しました。水・衛生面を中心に、住環境の改善に取り組んでいます。

テントが並ぶゲルデセン国内避難民キャンプ
(C)Peace Winds Japan
国連の報告では、イラク国内に約200万人の国内避難民がいるといわれ、さらに毎月約6万人のペースで新たな避難民が発生しているとのことです。金銭的に余裕のある人々は、アパートを借りることもできますが、そうでなければ、親戚や友人の家に間借りしたり(約19%)、公共の建物の一部を使用したり(約7%)、テントなどの仮設住居で生活したり(約7%)といった不自由な暮らしを余儀なくされています。PWJは2007年4月から、北部のドホーク近郊にあるファイダキャンプで国内避難民支援をしてきましたが、治安悪化の影響で北部への避難民が増加したため、新たに現在170家族の人々がテントで生活しているゲルデセン避難民キャンプでも支援を始めました。


キャンプで暮らす子どもたち
(C)Peace Winds Japan
日中の日照りはきつく、テントの中も暑くなってしまいます。子どもたちの中には熱中症とみられる症状の子も数人見られ、暑さで体力を消耗した老人が先日亡くなったという話も聞きました。

キャンプの状況を調査するPWJの角免(左)と岸谷美穂(中央)
(C)Peace Winds Japan
PWJは、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)やキャンプ周辺住民の協力のもと、衛生用品の配給(170セット)、140家族に1台ずつの水タンクの配布、蚊帳の配布を完了しました。今後はトイレやシャワーなどの衛生施設の追加と排水システムなどの水事業を進めていく予定です。現在は高温で乾燥しているクルド地域ですが、冬になると雨が多く降り、雪の日もあります。その前に住環境の改善を少しでも進めたいと考えています。
報告:角免昌俊(イラク・ヨルダン駐在)
PWJのイラク支援事業は、みなさまからの寄付・会費のほか、国際移住機関(IOM)、国連開発計画(UNDP)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)、東京マイコープなどの協力を得て進めています。 |










