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学校や井戸・トイレを建設 衛生教育も
2005.05.11
ピースウィンズ
・ジャパン(PWJ)が2004年6月から、リベリア北部のロファ州で、住居再建と並行して行ってきた学校や井戸・トイレの建設と衛生教育の取り組みが続いています。ロファ州では、シエラレオネなどから戻ってくる帰還民の受け入れ体制が着々と整いつつあります。
PWJが調査を行ったところ、隣国ギニアからリベリアに戻ってきた帰還民のなかに子どもと母親だけを難民キャンプに残している人たちがいました。理由は「キャンプには教育施設があるが、村の学校は破壊され、教師もいなくなってしまったから」。PWJでは、復興と安定に向けて、ロファ州で内戦終結後初めてとなる学校の修復に取り組み、2005年2月までに、学校11校と教育省地方事務所を完成させました。また、一部の学校には、机や椅子を提供しました。修復を終えた学校では他のNGOや国連児童基金(UNICEF)が教師のトレーニングや給与の支払いにあたり、教科書などを配布します。
村にはかつて井戸があり、豊かな地下水が人びとに恵みを与えていました。しかし、内戦が勃発すると、井戸の手押しポンプは兵士たちに持っていかれ、土台は壊され、井戸は使用不可能に。使用されなくなった井戸の水は汚れ、病気の原因になってしまいました。安全な水をくむため、女性や子どもたちは毎日、村によっては1時間近くもかけて、川まで歩かなくてはなりませんでした。
PWJはこうした村に、合わせて25本の井戸を建設(修復含む)。村人たちが「自分たちの井戸」という愛着を持ち、より長期間、大切に使ってもらうため、村人から労働力と現地で手に入る資材をできる限り提供してもらって工事を進めました。村の井戸を自らの手で作ったという経験は、帰還して間もない村人にとって、この上ない自信にもつながりました。
井戸が完成しても、衛生管理の考え方がなければ、病気は予防にはつながりません。これまでリベリアでは、トイレは森や林の中で済ませるのが当たり前で、水が貴重なためにトイレのあとに手を洗ったり、使った食器を洗浄したりという習慣もありませんでした。しかし、人びとは、汚物に群がる虫や食物の食べ残しに集まるネズミが病気を誘発し、それによって命を失う危険があることは知っていました。
PWJでは、井戸の建設と合わせ、村ごとに2日間の衛生講習会を開催。村人自らの手で実際にトイレを建設するほか、トイレ使用を徹底する重要性や、ゴミ処理の仕方、食器・洗濯物の洗い方・干し方、定期的な草刈りの必要性、水や食べ物の保管の方法などを詳しく説明しました。衛生委員が任命されている村では、講習会終了後も衛生委員が衛生管理の徹底を呼びかけています。建設されたトイレの数は、2月末までに約200基(400穴)に上りました。
2005年1月に国連機関による「安全宣言」が出されたロファ州では、今後、故郷に戻ってくる帰還民が増えることが予想されています。彼らが母国で安心して生活が送れるよう、PWJはこれからも各種の取り組みを続けていきます。
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