ホッタイルの子どもたちが新しい道へ
2006.08.24
首都ウランバートル市内でピースウィンズ
・ジャパン(PWJ)が運営してきた保護施設「ホッタイル」の子どもたち39人が、新しい道を歩き始めました。ソーシャルワーカーによる家庭調査や保護者面接の結果、27人が家族のもとへ戻ることができ、残る12人は高等教育支援や職業訓練を行っている「ベルビスト・ケアセンター」に入居し、自立をめざすことになりました。これにより、PWJによるホッタイル運営は終了しましたが、子どもたちへの支援は継続します。
ホッタイル事業は1997年、増加していたストリートチルドレンに対する支援として始まりました。ストリートチルドレンの増加は、資本主義経済への移行や社会の混乱が原因でした。
しかし近年、資本主義経済への移行から年月がたち、児童保護施設が増えてきたことから、都市部でのストリートチルドレンの増加はみられなくなりました。PWJはストリートチルドレンに対する今後の支援のあり方を検討した結果、子どもたちを施設で保護し続けるのではなく、家庭に戻れる子どもは家庭に戻り、それが難しい子どもは教育や職業訓練を受けて自立する方向をめざすことが重要であると決めました。
PWJは以前から、ホッタイル事業の一つとして、ソーシャルワーカーによる家庭調査を行ってきました。2006年度も引き続き保護者面接などを実施したところ、ホッタイルで暮らす子どもたち39人のうち、27人が家族のもとへ戻ることができました。同時に、子どもたちが将来職業に就くことができるような教育環境を提供するための調査を実施。1995年よりウランバートルで活動を始め、ストリートチルドレンの保護施設として専門学校や大学進学まで支援している「ベルビスト・ケアセンター」に子どもたちが入居できれば、高等教育も受けることが可能となり、彼らの自立につながると判断しました。孤児、あるいは、適切な保護者がいないため家庭に戻れなかったホッタイルの子ども12人は2006年6月、ベルビスト・ケアセンターに入居しました。
PWJによるホッタイル運営は終了しましたが、家族のもとへ戻った子どもたちや、ベルビスト・ケアセンターに入居した子どもたちが新しい環境で安心して暮らしていけるよう、支援はなお継続します。また、2000年以来、エルデネット市で行ってきた補習授業は現地の教育センターに引き継がれ、モンゴルの人びとの手によって継続されることになりました。なお、PWJウランバートル事務所は2006年7月に撤収しました。
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