現地活動ルポ:ミャンマー

2008.06.16

サイクロン被災者の現状を把握、支援物資の手配急ぐ

ミャンマーのサイクロン被災者への物資配布の準備を進めるピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、6月7日から9日にかけて、今回の支援事業をともに進めるミャンマー商工会議所連盟(UMFCCI)と日本の他のNGO(JEN、NICCO)とともに、被災地の合同調査を実施しました。またヤンゴンにやってきた被災地の住民から現地の状況について詳しい聞き取りを行いました。

PWJは、ミャンマーサイクロン被災者支援の事前調査のため、5月11日にスタッフを同国に派遣、国内の事業パートナーとなる組織を探すとともに、支援内容について検討しました。その結果、食料や日用品等の物資を配給することとし、6月5日にはUMFCCIと事業実施に関する覚書(MOU)を取り交わしました。

今回の調査に参加したPWJのミャンマー人スタッフによれば、5月2〜3日の被災から1カ月が経過しているにもかかわらず、多くの住民が厳しい環境の中で生活を続けており、これまで配給を予定していた品目の中には、人びとのニーズに応じて、数量や品目そのものを変更した方がよいものも出てきました。また、今月初めの学校再開に合わせて、通学服の配布を予定していたのですが、筆記用具なども必要との声が多く、新たにノートと鉛筆も配ることにしました。

壁一枚だけが残った教室

壁一枚だけが残った教室
(C)Peace Winds Japan

校舎のまわりもひどい状況

校舎のまわりもひどい状況
(C)Peace Winds Japan

13日には、合同調査団が9日に訪ねたディディエ地区の人びとが、ヤンゴンのUMFCCIを訪れました。この機会を利用して彼らから現地の状況について直接話を聞くことができました。チョン・ダー(Kyone Dar)村からやってきたのは5人の村人たち。ヤンゴンから南西へ約50kmのところにあるディディエの町から、さらに船に乗り換えて2時間半かかる、チョン・ダー村には約1,000世帯が暮らしています。村を訪ねたPWJのミャンマー人スタッフは、サイクロンによる住居や学校校舎の損壊などの被害を受けながらも、助け合って生き抜いていこうと強い意志を持った人びとと会い、これから開始する配給事業に向けて大きなパワーをもらったようです。

チョン・ダー村の人びとと

チョン・ダー村の人びとと
(C)Peace Winds Japan

ヤンゴンに来た彼らからは、配給実施の計画を立てるために必要な、村までの交通・輸送手段や、住民への聴取を含む事前調査を行うのは朝がよいとか、物資配給の要領、配給に要する時間など、まだ現地を見ていない私にとって、とても役に立つ貴重な情報を得ることができました。

各家庭に配給するファミリー・キット(調理用品・衣類・食料など)の内容が確定したので、6月中旬には10,000世帯分の物資調達を本格化させます。多くの人びとが支援を待つ彼らの村にも、できるだけ早く物資を届けられるよう、急いで準備を進めます。

ファミリーキットの品目を確認

ファミリーキットの品目を確認
(C)Peace Winds Japan

報告:齋藤雅治(ヤンゴンにて)

 

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