地震・災害の支援:PWJの支援活動とは?

生活のすべてがある難民キャンプ

refugee紛争などで多くの難民や国内避難民が発生すると、彼らが生活するためのキャンプができます。キャンプは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などが主導して設営される場合もあれば、自発的に形成される場合もあります。キャンプでの支援は、水の供給、衛生の確保、教育、食糧や生活用品の配布など多岐にわたり、難民生活のすべての面にかかわります。また、たくさんの機関・団体が一つのキャンプでの支援に携わるケースが多く、それらの団体間の調整も重要です。

大規模キャンプの設営

refugeePWJは西アフリカのシエラレオネで、2001年から2006年まで、隣国リベリアの内戦を逃れてきた難民のためのキャンプ3カ所(バンダジュマ、ジミ、タヤマ)を運営しました。入居者は最大時で合わせて1万人以上という、かなり大規模なキャンプです。これらのキャンプは、住居は1人当たりの床面積3.5平方メートル以上▽トイレは住居から50メートル以内に設置する▽どの家庭も平均で1人1日15リットル以上の水が使える、などの国際的な基準に従って設計されました。重機を使って整地し、学校や診療所などの施設を建て、一つの「村」のような姿にしました。

空から見たジミ難民キャンプ(左)と
住居や井戸、学校、診療所などの配置も書き込まれた
バンダジュマキャンプの土地利用計画書(右)

refugeerefugee

調整が重要なキャンプ運営

キャンプ運営の流れ2リベリア難民キャンプでは、難民が到着するとまず住民登録が行われ、出身地、家族の状況、健康状態などをチェックしました。入居が決まれば登録証が発行されます(これらの作業は国連や受け入れ国の政府、医療NGOなどと分担しました)。登録情報はキャンプ内で食糧・生活物資の配布などのサービスを提供する際の基礎として活用しています。キャンプ内での支援は、医療・衛生はベルギーのNGO、教育は米国のNGOなど、それぞれ専門性をもつ団体が担当しています。キャンプ運営を担うPWJは、それらのNGO間の調整、周辺村落の代表者やUNHCRとの連絡など、支援をスムーズに進めるための全体調整にあたっています。

元の村や国への帰還支援

難民キャンプは「仮の宿」です。状況が落ち着いたら出身の国や村に戻ってもらうこと(これを「帰還」といいます)が望ましいとPWJは考えます。リベリアでは2003年8月に和平条約が結ばれ、シエラレオネ国内のキャンプにいたリベリア難民の帰還が始まりました。PWJは、帰還先の村での住居の修復や井戸掘削といった支援を通じて、帰還を促す取り組みを続けています。また、帰還の道中で難民が一時的に滞在する施設の建設・運営も手がけています。

帰還する難民
 

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